太平洋 2013 6 9

2013年6月9日の産経ニュース電子版には、このようなニュースがありました。

価値観異なる異形の大国 道筋描けぬオバマ政権

「太平洋には、米中両大国を受け入れる十分な空間がある」
 会見で、こう言い放った習近平国家主席の狙いは、
資源を求めて遠洋海軍の建設などを進める、
中国の拡張路線を米国に認めさせることにある。
 外交・安全保障の新戦略であるリバランス(軍事力の再均衡)を打ち出しながら、
習氏に、こうした発言を許したのはオバマ氏の失点だ。
(引用、以上)
 こうした「やりとり」によって、
オバマ政権は、結果的に、太平洋の西半分を中国に認めることになった。
後世の歴史家は、そう書くかもしれません。
 アメリカが発展する時、
アメリカの国力は、西へ拡大してきたのです。
東海岸から西海岸へ、
西海岸に達すると、次は、ハワイ。
戦後は、ハワイから沖縄まで拡大したのです。
 今度は、アメリカの後退が始まるでしょう。
東へ東へと、アメリカが後退していくことになるでしょう。
 やがて、誰の目にも、
アメリカが地域大国へ転落していくことが明白になるでしょう。
 一方で、中国が発展する時は、東へ向かうでしょう。
東シナ海、東太平洋、ハワイ。
 誰も気づいていないのです。
歴史に力学が働いていることを。
 いや、世界には一人、気づいている人がいました。
ヘーゲルの歴史哲学は、もう誰も後を継いでいないのでしょうか。

ハワイの領有権 2013 2 2

2012年11月30日の産経新聞電子版には、このようなニュースがありました。

中国「ハワイ領有権も主張できる」 アメリカ国務長官、協議の一幕明かす

【ワシントン】クリントン国務長官は2012年11月29日、
ワシントン市内で講演した際の質疑応答で、
過去に南シナ海の領有権問題を中国と協議した際、
中国側が「ハワイ(の領有権)を主張することもできる」と発言したことを明らかにした。
長官は「やってみてください。われわれは仲裁機関で領有権を証明する。
これこそ、あなた方に求める対応だ」と応じたという。
(引用、以上)
 一体全体、どういう理屈で、
中国は、ハワイの領有権を主張したのでしょうか。
さすがにハワイは中国本土から遠すぎるので、無理があると思います。

























































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